海上保安庁は、グアム島の西北西200kmにあって、水深1600mの海底から水深40mまでそびえている山を「スルガ海山」とすることを海底地形名称を決める会合に提案する(060621)。
ここは東京から小笠原諸島方向に向かって2300kmの位置にある。
東京大学の塚本勝巳教授らのグループの研究で、ニホンウナギは、スルガ海山の周辺で産卵することが特定され、半世紀に渡る産卵場所探しが決着した(Nature誌。060223)。孵化した幼生は海流で西に流された後、黒潮に乗って日本に向かい、川や海で親魚になる。90年代後半に周辺海域でニホンウナギの幼生の採集に成功したとき、この海山を静岡県水産試験場の調査船駿河丸で調査したことが命名のきっかけになった。
■【コメント】
1922年ヨーロッパウナギとアメリカウナギの産卵場所が、大西洋のサルガッソー海全域に広がっていることが分かった。ニホンウナギの産卵場所は限定された場所だった。ウナギの移動は、アサギマダラの移動経路と重なるところがあり、興味深い。
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